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2025

    言語が通じなくても伝わる大切さ トイレマークは日本が発祥だった

    言語が通じなくても伝わる大切さ トイレマークは日本が発祥だった

    集めてみた!世界の"最たる"シリーズ

    誰もが知っているトイレのマークは、実は世界でも使われていることをご存じですか?このシンプルながらも直感的に理解できるデザインは、言葉の壁を越えて多くの人々に利用されています。では、このトイレマークはどのようにして生まれ、どのように世界へと広がっていったのでしょうか。本記事では、トイレマークの誕生からその普及過程、そして海外での使われ方までを詳しく解説します。

    目次

    1. トイレのマークは日本で生まれた
    2. 東京オリンピックから世界へ
    3. 群馬県館林市の旧本庁舎が最初?
    4. 海外でのトイレマーク

    トイレのマークは日本で生まれた

    1964年の東京オリンピックを控え、日本では多くの外国人が訪れることが予想されました。しかし、言語の違いによるコミュニケーションの壁が大きな課題となっていました。そこで、どの国の人でも理解できるように、絵を使ったサイン「ピクトグラム」の導入が決定されました。このピクトグラムの中でも、特にトイレを示すマークは、男女の区別を色で示すことにより、直感的に理解できるよう工夫されました。例えば、便器のマークだと、和式トイレをモチーフとした場合は海外の人には伝わりにくいという面もあったでしょう。人を表すピクトグラムがトイレのマークとして採用されたのは、東京オリンピックが初のようです。

    東京オリンピックから世界へ

    1964年の東京オリンピックでは、ピクトグラムが広く使われることとなり、トイレマークもその一つとして採用されました。このオリンピックを通じて、ピクトグラムは世界中に広まるきっかけとなりました。特にトイレマークは、言葉が通じない外国人観光客にも直感的に理解され、大きな成功を収めました。そういう意味では、2020東京オリンピックで大きな話題を集めたピクトグラムのパフォーマンスも、前回のオリンピックとつながっていたのかと興味深いですね。

    群馬県館林市の旧本庁舎が最初?

    トイレマークの原型となったデザインが最初に使われたのは、群馬県館林市の旧本庁舎だと言われています。1963年に完成したこの建物のトイレサインには、後に東京オリンピックで採用されるデザインの原案が使用されていたとされています。デザインチームのリーダーだった故・田中一光氏が手掛けた仕事だそうです。

    海外でのトイレマーク

    日本で生まれたトイレマークは、今や世界中で使われています。しかし、海外では男性を青、女性を赤で示すという色分けは必ずしも一般的ではありません。多くの国では、形状のみで男女の区別をしており、色での区別はあまり行われていないことが多いです。この違いは、文化や習慣の違いから来ていると考えられます。トイレマークの誕生から普及までの歴史を振り返ると、単純ながらも強力なコミュニケーションツールとしての可能性を改めて感じさせられます。言葉が通じない状況でも、ピクトグラムがあれば多くの情報を伝えることができるのです。

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